読み終わったあと鬱っぽくなる。
著者もあとがきにそう書いてる(笑)
自殺自由法により個人が好きなときに自殺できるようになった日本。自殺希望者は政府が作った自逝センターという場所に行く。そこで行われていることは誰も知らない。政府は無痛で死ねますと宣伝している。そして毎日自逝センター前にはたくさんの人が並ぶ。
自殺が自由になったことによって、ファッションのように「自逝センター行こう」となる学生や、自殺をビジネスに考える男、社会的弱者に洗脳のように自殺をすすめたり、自殺詐欺のようなものまで、なんでもあり。「好きなときに自殺していいよ」って言われたとき、人間はどうなるのか?
私は自殺を肯定も否定もしていない、中途半端な考えで、この本を読んだけど、、。「死」が普通になってしまうと、そこらへんの流行りと同じになってしまうのかな、って気持ちになったなあ。
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