おとうととわたしー外国人義弟との関係

私にはおとうとが2人いる。
1人は血のつながったおとうと。
もう1人は義弟のハビちゃん。

今回はハビちゃんについてのお話。

Dichanより6歳年下の…実は平成生まれのハビちゃん。日本にくるとdichanよりハビちゃんのほうがカッコいいと人気あるらしいぜ。

そんなハビちゃんと初めてあったのは6年前の彼が16歳だったとき。Dichanに似ているけど痩せてて、大人しそうで、ちょっと怖かった。

Dichanと出会ってからわりとすぐに、dichan家で夕食をとることになり、Dichan、Dichan母、ハビちゃん+私の4人。
その頃はスペイン語も全然だし、私を夕食食べていきなよと誘うわりには夕食時言葉少ないDichan (−_−#)
Dichan母はわりと気さくに質問してくれたりしたけれど、ハビちゃんは時々チラチラと私を見るだけ。

週に3-4回そんな奇妙な夕食会に参加していた。

私はDichanに、家族と一緒にご飯食べるの気まずいよーなんか話題振ってよって幾度となく言ったりしたけど、Dichanはわかった頑張るねみたいに言うだけで、また次の夕食は沈黙多し。

夕食以外でも普段ハビちゃんとは朝の挨拶とかいってきますくらいの会話しか交わさず。たまにDichanとハビちゃん、私と3人ででDichan父に会いに行ったりする時もエレベーターの中は気まずいー気まずいー雰囲気ばっかり。

結婚しようと決めて、スペインへの移住を考えたとき、もちろんしばらくはdichan家族と一緒に暮らすことになるのだけれど、Dichan母に、ハビちゃんは嫌がると思う。と言ったくらいハビちゃんとは気まずかった。(その時Dichan母は ハビちゃんのことは気にしなくていいのよーなんて言ってくれたけど)

遠距離恋愛中スペイン行ったり来たりしていたけどスペインに行く度ハビちゃんとは常に一定の距離がある感じだった。

ちょっと二人の関係が進歩したのは、2年前?にDichanファミリーが来日した時で、日本のことを紹介するうちにハビちゃんとはいろんな話ができた。それから少しずつ、距離が近くなったように思う。私が話しかければ、彼はちゃんと返してくれる。つたないスペイン語でも、根気よく聞いてくれてたし、「あ、ハビちゃんて優しいんだなあー」って。
お互い様子見合ってたけど、一歩進んでみたらすんなり受け入れてくれたというか。

私の人との接しかたというのは、悪い癖なんだろうけど、相手のテンションに合わせてしまうので、相手がフレンドリーなら自分もそうするし、相手が冷たそう(もしくは素っ気ない)なら自分も距離置いて同じ様に接してしまう。

ハビちゃんは、素っ気なくて、私は嫌われてるんだなあと思っていたから自分も同じように素っ気なく接していたんだと。

でももちろん人間は、冷たそうにみえても、素っ気なくても、印象だけだったりとか、雰囲気だけとか、相手と向き合わないとわからないことばかり。私は自分を防御することばっかりで、ハビちゃんと向き合ってなかった。でも、好きな人の家族に嫌われるって致命的なことじゃないか。

そんなとき、彼らの来日は私にも心とスペイン語の余裕ができてたのか(笑)ハビちゃん心にお邪魔しまーすって入って行けたのかな。

そして今年の夏に再来日して、久しぶりだからちょっとぎこちないかなと思っていたけれど、なんのことはない。ハビちゃんからも話してくれるし、私も自然に話せていた。

来日中、ハビちゃんと歩きながら、聞いてみた。
「ハビちゃんて、私のこと嫌いだったでしょー」

ハビちゃんは大笑いしながら答えてくれた
「あの頃僕は若かったし。でもある日、ヤエがいきなり夕食に参加してきて、アジア人で、しかも何もしゃべらないし、僕もどうしたらいいかわかんなかった」

ごもっともです…。
しゃべれなかったのはDichanが話題振ってくれないせいだったって言っといたけど( ̄▽ ̄)

その会話から2人の間で、わだかまりが解けたようで、もっと仲良くなって、今では二人でチャットしたりするし、ハビちゃんにからかわれたり、私が彼をからかったりするし、義姉さんと呼ばれたり、、あ、やっと家族になれたのかな?ってふと思うのであります。

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↑ハビちゃんが作ったベレン。
クリスマスシーズンになるとキリスト降誕のシーンをつくるためのフィギュアがたくさん売られてて、自分でレイアウトしてかざるんだけど、右の方、、、
ハビちゃんは、ブッダを飾ったと得意げに写真送ってきた(≧∇≦)
どうみても七福神っぽい…

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