生き方って遺伝するのかな?-スペイン映画 ボルベールを見て-


 ボルベール<帰郷>コレクターズ・エディション / ペネロペ・クルス

男運がない女性のもとに生まれた娘もやはり、その男運のなさは遺伝するのかな~と思ってしまった映画。もちろん映画は作り話だけど、ありえそうな話だったから。

でもそんな暗いムードではなく、淡々と進む物語が面白かった。アルモドバル監督は、女性が主人公の映画ばかり撮っているけど、
(自伝として、バッド・エデュケーションは男が主人公だったけど)結構細かいところまで女性のことをみてるな、って思う。
複雑な話だったけど、そこまで悲観的に見えないのはスペインという国だからか、近所の友達に遺体の処理を手伝わせるなんてことが、日本ではありえない設定。

それほど近所で信頼関係を築けるのがスペインらしい。。明るい素顔の下では、いろんなものを抱えているのだな、と感じました。
映画の中のファッションが原色いっぱいでお世辞にもセンスがいいとはいえない服装がまたスペインぽくてよかった。でも家の中の内装なんかはいいなーと思えたんだけどな。
暗い話だけど、映画の中の色使いがそう感じさせなかったのかも。

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