タイトルの一大事といえば、、、Dichanの就職が決まったことでしょう!
Dichanの就職が決まってこの冬、会社から初めてのボーナスをいただきました。
スペイン人なのに初めての就職が日本で、ボーナスを貰う。不思議な感じ‼
仕事納めの日の夜、Dichanが「この会社でよかった」といったのを聞いて、
初めて就職した会社で、ここまで言えるなんてdichanはなんてラッキーなんだろうな、
って思ったのです。
スペインも大不況といえども、外国人が日本で仕事を見つけるのはとても難しいことで。。。
しかもDichanはスペインでの社会人経験が何もないこと。
2011年春からのDichanの就職までの道のりを振り返ってみる。
Dichanが来日してやっと配偶者ビザをとってから、まずハローワークに行きましたが、
言われることは日本語能力1級持ってないとまともな職に就けないよとのこと。
そして紹介してもらったのは果物や野菜の箱詰め作業のパート。
レストランのコック、ウェイター。工場での作業。
来日するための条件が、生活費はすべて折半。
彼の貯金が尽きる前に、パートでもなんでも探してもらわなければならなかったので、
去年4月頃Dichanは果物や野菜の箱詰め作業のパートに応募し、
受かったのでパート開始。そのパート先はほとんどは外国人だったそう。
朝6時仕事開始で午後に帰ってくる。日本語勉強しながら主夫もしてもらい、
掃除選択炊事も覚えてもらいました。今まですべてお母さんがやっていたこと。
これはないだろうというような失敗もしたしイライラも毎回。
でもDichanは私が口出しすることに怒りもしなかったし投げ出しもしなかった。
いつでも、「次は頑張る」って前向きに考えてくれてとても助かったものです。
夏になって箱詰め仕事が激減する。
Dichanも少し中だるみし始めて帰っても勉強してる素振りもなかったのでよく喧嘩していた。
2級が受からなければスペインに帰ってもらうと言うような脅し?までかける。
それからDichanはどうしても自分が勉強した建築や土木関係の仕事がしたいといいつつも
探している感じもなかったのでそれも喧嘩のタネに。
リクナビに登録させて、土木関係の会社のHPを探しまくって、
採用案内のところから応募しなさいと私も必死だったなあ・・・。
夏が終わり、Dichanが仕事を辞めたいと言い出す。
就職活動を本格的にしたいとのことと、時給があがらないと文句言い出したこと。
働いて半年たってないのに時給上がるか?パートしながらだって就職活動できるでしょう?
といったけれど本人聞かず。ただ、貯金が尽きる前に就職できなかったら
次のパートを必ず探すから、ということで辞めることに同意した。
とにかく、生活費が払えなくなったら帰ってもらうということは決めていたので。
それくらい必死でやらなければならないことなんだということを知っておいてもらいたく。
秋にパートを辞め、主夫業&日本語の勉強・・・(していたかどうかはわからないが。)
ハローワークにまた行くが言われることは同じ。また数社パートの求人の紙だけもらう。
目星をつけていた会社数社に履歴書を送ったり、メールをしたりするが、返信なしや、
または書類選考で落ちる。外国人を採用しそうな有名企業の会社説明会に参加したり、
SPI試験を受けたりするが、これは日本語のテストもあるがとおっっっっても難しい。
並行してリクナビは毎日チェックしていた。
12月はじめ、そこで見つけたエンジニアの会社2社に応募する。
1社は経歴書選考で落選。
1社は経歴書選考に通過していた。
リクナビは、自分の経歴書みたいのを入力するのだけれど、
Dichanは社会人経験もなく、自分のアピールの仕方もわからず、
入力画面はほとんど空欄だった。
それでも通過したので、これは頑張らないと・・・と二人で興奮したなあ。
選考通過の連絡があって、すぐに面接のスケジュールを調整してくださいとの連絡だった。
12月中旬。
面接前に去年買ったリクルートスーツがブカブカで急遽買い換える!
ネットで面接の仕方や質問の答えなど調べて二人で考えて。
志望の動機、自分の長所や短所。Dichanは自分の長所なんかわからない!
と投げ出すのだけれど、「自分のこと分析できない奴が会社に受かるわけないだろ!」
と自分のことを棚上げしてお尻たたいて頑張った。今思えばむちゃくちゃな理由・・・
そんな中迎えた面接日。
Dichanの感想は日本語少しわからないところあったけど頑張れた、
相手も自分のことよく思ってくれたとポジティブ思考。
やることやったのであとは結果を待つだけ!
1週間後、第一面接通過の連絡が届く。
次はまた年明けすぐに数学、英語のテストと社長との面接。
高校程度の数学だって言ってたけど、練習問題私は解けなかったぞ。
英語は問題ないらしいのでDichanはひたすら数学の問題を解いていた。
いけるかも、いけるかも・・?とこころの中で思いつつも、
期待しすぎたらいけない!と冷静になろうとしていた。
2012年1月。
テスト後に、社長がテストの採点をしながらの面接だったらしい。
数学で思ったよりいい結果が出せなかったみたいだけど、面接は頑張れたと。
あとは、作文のみ、後日郵送ということに。
いくつか課題があり、そのなかで自分が選んだひとつについて作文を書く。
もちろん日本語。これも大変だったー。
幸い、Dichanは日本語書くのが結構上手だったからそこの心配はなかったけれど、
作文って面接の答えを考えるより難しいねええええ。
Dichanには作文の書き方のページだけ教えて、あとは黙っているだけ!
口出しできずイライラ。そんな書き方じゃ絶対落ちる!と思うようなこと書いてたり。
でもこれからは自分の力でやっていかなければいけない、自分がいまここで助けても、
会社に出て働くのは彼なんだよね。彼のありのままを表現してもらわないと。
と思って我慢、、
そして作文郵送してから1週間のドキドキ。もし落ちたら就職活動また最初からやり直しだけど、
いい経験になったよね、また頑張れるよね。って二人で話し合ったり。
Dichanは、こんなこと毎回やらなければいけない日本人って大変なんだねと
就職活動の大変さを感じたようで、、、
そして採用しますの電話がきて。
今年の2月から、晴れて社会人となりました。
自分の興味のある分野での就職。
会社の人ともうまくやれているようで。
初めての給料もらい、ボーナスもらい、
セクシーキャバクラ行き(計2回)
自己紹介の仕方も覚え、
日本の社会人生活がとっても合っているようです???
これからもDichanが頑張ってくれますように。
いろいろな運のめぐり合わせ。それがよかったのだと思う。
それに甘んじないで、真面目に仕事に取り組んで欲しい!
コメント
やべぇ、今年最後になって心にぐさっと来たぜ。
俺も子どもに同じように伝えよう。
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Yae Reply:
12月 31st, 2012 at 7:04 PM
もちゃ
何かわからないけど感じてくれたものがあったんだったらありがとおー!
よいお年を!
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